帰り道に思い出した一言。うれしかった出来事。理由のはっきりしないもやもや。どれも書いてよいことですが、書いた文章を誰が読むかによって、気をつけたいことは違います。

自分だけの場所に残したいこと

まだ言葉が強すぎると思うときや、事情を細かく書き出したいときは、まず自分だけのメモにする方法があります。人の名前、職場のこと、具体的な予定なども含めて考えたいなら、公開しない場所のほうが目的に合います。

日記アプリやメモにも、同期・共有・バックアップの設定があります。「日記」という名前だけで判断せず、誰が閲覧できる状態かを確かめて使いましょう。

誰かに渡してみたい一場面

「駅で落としたものを拾ってもらった」「好きな人と目が合って笑った」。自分にとっての小さな出来事を、誰かにも聞いてほしい日があります。

そんなときの手紙は、すべての経緯を説明する必要はありません。場所や相手の名前を省いても、その瞬間の気持ちは残ります。

知らない人に親切にしてもらった。私も、次に誰かが困っていたら手を貸したい。

これは紹介用の例文です。出来事を特定する情報を減らし、何を感じたかを中心に書いています。

匿名でも、読む人はいます

『宛名のない手紙』では、名前や宛名を書かずに手紙を送れます。ただし、送った文章を読むのは他の利用者です。本名、住所、学校・勤務先、連絡先などを本文に入れないでください。

また、誰かを名指しで責める文章や、相手を傷つけるための内容を送る場所ではありません。匿名であることと、何を送ってもよいことは別です。

両方を使い分けてもいい

まずメモに書き、その中から誰かに渡したい一文だけを手紙にする。うれしい出来事は日記にも残し、手紙では気持ちの部分だけを分ける。どちらか一方に決めなくても構いません。

文章で相談を続けたいならチャット、返事を前提にせず読んでもらいたいなら手紙、見せずに整理したいなら日記。詳しい仕組みは匿名の手紙・チャットの違いで紹介しています。